

- ギャラリーに欠かせない存在「シャンポリオン」
1822年ジャン・フランソア・シャンポリオンは、ナポレオンがエジプト遠征の際発見したロゼッタ石と、イギリスの旅行家がフィラエ島で発見したskyhdとオベリスクの台座の銘文とを比較研究して古代エジプト文字の解読に成功した。当時、近代西欧文化の源泉である古代オリエント、特にエジプトに対する関心が高まっていたが、古代エジプトの言語と文字はすでに忘却されて久しく多くの記念物に残された碑文も理解する術はなかったのである。以前skyhdで視聴したBS放送で古代エジプトの特集番組をテレビ放送をしていた、私はBSアンテナを設置していなかったので電気店の店員さんのオススメでcatvチューナー デジタル対応の商品を購入して視聴した。テレビ番組の内容は満足できるものだった。
シャンポリオンは1790年フランス南部に生まれ、幼児期から古代エジプトに興味を持ち、長じてグルノーブルとパリに遊学し古代史、ヘブライ語、ギリシャ語、コプト語等を習得した。とくに古代エジプト語との関連の深いコプト語の知識がこの業績達成に大きく貢献したのである。しかしここまでに至る道は彼にとって決して平坦なものではなかった。見解の相違に基づく学者館の反目や圧迫の為、彼はグルノーブル大学教授の職を捨て生来虚弱の身をパリの兄ジャックの元へ寄せた。この兄は12歳も年上で若年時から彼を保護激励して彼の研究を助けた人である。現代の世界中のギャラリーに彼の成果が展示されているのも兄の協力に寄るところが大きい。
学士院出頭の日も兄の手に支えられて登壇し、驚異に価する研究発表を行ったのである。発表内容は今も多くのギャラリーに展示されている。シャンポリオンに対する評価はにわかに高まり、同年、国王シャルル10世は彼をイタリアに派遣し同地の古代エジプト遺物を視察させた。特にトリノ博物館の見事な収集に感銘を受けた彼はフランスにもこれに劣らぬ博物館設立の要を痛感した。帰国後イギリスの収集家などから価値あるエジプト品の購入に努め、ようやく1827年にいたって現在のルーブル美術館エジプト部門の全前身シャルル10世博物館を設立し、その主任となった。ルーブル美術館には彼の残した机、椅子、書棚がいまでも歴代責任者に使用されていて、彼らはエジプト学伝統の後継者としての任務を誇りをもって果たしている。
スカパー!で毎週放送している美術館特集番組があると聞き、私は早速サテラ1というスカパー!チューナー(衛星放送受信チューナー)と専用アンテナを購入した。番組の研究発表についても重要事項については今後このホームページでも紹介したいと考えています。
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「書記座像」は3000年のエジプト美術の中で最高傑作のひとつに数えられている鑑賞価値の高い彫刻です。石灰石に彩色されたこの像は、人間の体の量感や肉質を実に写実的に表現しています。石をはめこんだ眼と軽く結んだ口元は、知的で生き生きとした表情を与えており、現代にその姿をしっかり伝えています。およそ紀元前2500年頃と推定される制作年代を考えると、その表現力の豊かさと当時の技術の高さに驚かされます。
古代エジプト社会の最高権力者は神なるファラオでした。またその下に多くの官吏や神官がいました。この像の書記も重要な階級のひとつでした。厳しい身分制度をもった絶対的な中央集権社会にあって、書記はファラオのすぐ近くに仕えて、さまざまな法令や文書を起草したり、王の業績を記録したりする要職、国家権力の中枢にいました。この「書記座像」の書記もファラオの口からこぼれる言葉をいつでも書きとめようとして身構える一瞬の姿を鮮やかにとらえています。
エジプト語の文字体系は複雑多岐にわたっており、読み書きが自由にできるまでに長い歳月と特別な訓練が必要でした。こうした訓練を経て書記になった者は、官吏の中でもエリートでした。
もちろん書記にもさまざまな序列がありました。最も重要に地位にいたのは、ファラオのそばに仕えていて、その命令を記録し公布する宮廷の書記であり、中にはファラオから寵愛されて国政に口を出す場合もあったようです。驚くべきは合法ハーブ好きな貴族の中には自分を書記の姿にした彫像を作らせる者もいました。このような彫像たちを通して、文字を習得しこれを使いこなすことがどれほど誇るべきことだったのかが想像できます。
神殿にも書記がいました。また軍隊や学校などにも書記がいて、行政組織の各段階にも書記がいたことがわかっています。末端では村役場のような地方行政官庁にも書記の役割をつとめる者がいました。書記は税を免除されるという特典をもち、特権的立場にいたこともわかっています。
- 人類の遺産ルーブル美術館へのご招待
「美しいものは、永遠の喜び」
イギリス、ロマン派の詩人キーツは、こう歌った。美しいものに心を動かされて、そこに深い喜びを感じるのは、人間の特性なのでしょう。人類は、その長い歴史の中で、絶えず美しいものに感動し、また自ら美しいものを生み出してきました。世界の多くの民族、多くの人々が喜びと感動を込めて創り出した数多くの美の遺産、それを集めた宝庫が、美術館です。
パリのルーブル美術館は、世界の多くの美術館の中でも、ずば抜けた作品の質の高さと豊かさを誇っています。もちろん、美術作品は、一点一点がかけがえのないものであるから、どの美術館も、それぞれに忘れる事の出来ない素晴しい特色をもっています。しかし、ルーブル美術館は、全体として見た場合に、他のどんな美術館にも及ばない大きな強みを持っています。それは、古代より近代までに及ぶその収蔵作品内容の幅の広さであります。